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特集

【こそだてほっとスポットInformation Vol.5】子どもと楽しむ本のある暮らし

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2024年01月25日更新

あわら市&坂井市の子育てお役立ち情報をお届けする『こそだてほっとスポット Information』
常に楽しいことを考え、そして笑顔でいることを心がける目線で子育てに対する思いを発信していきたいと思います。今回のコラムは「本のある暮らし」をテーマに、わが家の本事情をご紹介します。

子どもに本を読んでほしい親心

子育て中のお父さん、お母さん、そして子どもに関わる人なら誰しも「子どもに本を読んで欲しい!」と思ったことがあると思います。わたしは、常に思っています。

でも、子どもを本に向かわせること、これがとても難しいですよね。子どもの成長にぴったりだと思う本や、ぜひ読んでもらいたい本、ベストセラーの本など、良い本がたくさんありますが、子どもにそれらの本をすすめても本人は、全く見向きもしないという経験も多々あります。

 


▲読み聞かせの時間を大切にしています。
我が家でも、そんな挫折の繰り返しで「もー勘弁してよ」と思う毎日です。しかし、見方を変えると、このことは子どもとより深く関われるチャンスでもあると思っています。なぜなら、子どもとコミュニケーションをとることができるからです。

自分が良いと思った本をすすめても、全く見向きもされなかったとき、子どもたちに理由を尋ねるようにしています。「ねえねえ、どうしてこの本気にならないの?」「どんな本だったら読みたい?図書館で借りてあげるよ!」「〇〇くんの読みたい本借りてあげるけど、こっちのお母さんのおすすめの本も読んで欲しいな!」など会話が広がり、子どもの気持ちと母の気持ちが伝わりあいます。

これは、子どもを育てていくうえでとても大事なことの一つだと思います。だからこそ、「もー勘弁してよ」と思うことも、見方を変えれば、子どもと分かり合えるチャンスかもしれないと思います。日々、このチャンスを見落とさないように子どもと関わっていきたいですね。

我が家の「本のある暮らし」


▲玄関に本を置いて、子どもの目に自然に留まるようにしています。
さて、ここからは我が家の「本のある暮らし」をご紹介します。色々と挫折を繰り返し続けていますが、その中で私が学んだことは自然に発信するのが一番良い方法だということです。

これがいいよと、一方的にすすめるのではなく、子どもの目に止まるように本を置くことを心がけています。こうすることで、子どもはすぐに本を発見できます。そして、次のアクションへとつながります。「本を読み出す」「本の内容について話し出す」などです。ここでも、コミュニケーションがうまれます。

本の旅の始まりは、玄関からです。本を季節ごとに変えると、子どもが帰ってきたときにすぐ気がつきます。その流れで「本を読んで」と頼まれることもあります。こちらが忙しいときは、「夜ご飯が終わったらね」と言いますが、本に興味を持ってくれたことをうれしく感じます。



▲階段の途中にも本を置いています。
このように我が家は家のいたるところに本を置くスペースを設けています。子どもの目線の高さを意識して、読んで欲しい本や興味のありそうな本をさらっと置くのがポイントです。
そうすると、子どもたちはいつの間にか本を読み始めます。読んで欲しくて渡した本はなかなか読んでくれないのに、同じ本でも置いておくと読んでいることもあるほどです。

子どもが本に手を伸ばすのを見るたびに「やっぱり、興味あるじゃん!」と思います。我が家ではこの方法で少しずつ本に触れさせています。

本の魅力

幼少期に本と出会うことはとても大事だと思います。小学校以降の勉強にも確かに役立つでしょうが、一番の醍醐味は、自分ではない誰かの気持ちや物語を知れることかと思います。小さいうちにたくさんの人の気持ちや物語を知って、感情豊かな大人に育ってくれることをわたしは願っています。


おすすめの本:遊び感覚で身につく力



▲読書も学習も遊び感覚で楽しく。
Gakkenから出版されている『算数と国語の力がつく天才!!ヒマつぶしドリル』(著者:渡邉亨)のドリルを9歳の息子は毎日夢中になって書き込んでいます。パズルや、なぞなぞ感覚で、算数の問題が解けるようで、なぞなぞが好きなお子さんはハマること間違いなしです。ぜひ、お試しあれ!

 

◎ライター紹介
kiyon(キヨン)
坂井市在住/本に関係する仕事をしながら5歳・9歳の息子の子育て真っ最中!わたしたちの住む地域の楽しいこと、おもしろいことなど、日々の感じた発見を独自の目線でシェアしていきます。
Instagram : @kiyon_diary